雑誌に登場する評論家は、あなたの努力が足りないので、もう一度彼の気持ちが戻るように努力しましょうというような書き方をしていることもあり、なんともやりきれない気持ちになることがあります。この章では、性行為における魅力的な異性とは何か、について言及したいと思います。つまり、セックスにおける「モテる女」と「モテる男」の話をします。セックスが上手な男女がモテるとか、そういう話ではありませんので念のため。オーガズムは共同作業現在では避妊技術が発達して、性交が即座に妊娠に結びつくわけではない世の中となっていますが、性交は本来、子どもをつくるための行為です。性行為に快楽を付随させたのは、快楽のインセンティブを与えて子どもをつくらせるためです。このような観点から、性行為において魅力的な異性の資質が 2つ見えてきます。まずひとつめは、相手にオーガズムを与えられるかどうかです。性行為が男女による営みである以上、限られた時間内に、お互いが満足できるセックスができるかどうかという点は重要です。男性の場合、オーガズムは必須です。射精しないと精子が出てこないので男性のオーガズムは本来の意味での性交の必要最低条件です。男性のオーガズムの観点から考えると、その達成には共同作業が必要です。男性は女性に性的な魅力を感じることが条件となりますし、女性には感じてもらおうという意思が必要です。セックスがお互いに感じ合う作業といいつつも、実際には一方が他方のみを感じさせる時間も多くあります。キスを除く前戯とは元来そういうものであって、自分は感じないが相手を感じさせるという自己犠牲を行うということです。それができるかどうかは性交自体が好きかどうか、相手をどの程度好きか、相手を思いやる気持ちがあるのか、ないのか、さらには性経験の多寡とも関係してくるものです。性交が同じ相手と何度もするものである以上、継続的な自己犠牲が必要ということになりますので、恋愛感情なしにはなかなか難しいことなのかもしれません。また、の相性等、生来的な部分もあることも強調したいと思います。相手の体臭をセクシーと感じないと、性交回数が減少し、妊娠の確率の減少等が見られると 4章で述べましたが、子どもの出産という意味で、HLAの相性は絶対的な意味を持っています。女性のオーガズムは、男性以上に難しいテーマです。女性の中には毎回オーガズムを感じる人もいれば、一生のうち一度も感じない人もいます。

参考記事: